TAM121115 トランス の追試をしてみた
■TAM121115トランス特性の妄想
トランス 式USB DAC 2号機を作ろうと思い、ヤフオクで比較的入手しやすくて特性のよさそうなTAM121115トランスを購入した。
特性がタムラのカタログにはないので、やや不安。
特性がタムラのカタログにはないので、やや不安。
特別な型番がついているTAM121115
入力側が150Ω
出力側が600Ω
コアのサイズは、TpCシリーズと同じ(40x35x25高さ)なので、
最大使用レベルは,10~13dBmを想像した。
PCM2704のスペックシートによると、アナログ部のパワーはP0=12mW(@RL=32Ω)なので、150Ωで受けると2.4mW =4dBm程度の出力となる。(0.6V出力)
想像上の最大使用レベルなら十分だ。
TD-1の入力側を並列に使用するのと同じ特性を期待して購入。
でも、おんにょさんの以下のHPに歪率がそれほどでもないと書いてあるのは知っていた。
その結果、歪率の悪さの結果を納得
追試コンフィグレーションは以下の通り。
LCRフィルタ部だけ切り取り(おんにょさんのHPの形式に準じた)
L=1mH
C =0.039μF
R=240Ω
出力側
R=1kΩ
結果
FFTの結果
FFTで50Hz~100Hzで歪率の悪い要因を見てみる。
理由は不明だが、やはり 50Hz 100Hz は良くない。3次高調波成分が突出してる。
1KHzになると、2次/3次の高調波は低くなるようだ。でも、2次と3次の高調波が存在しているのはわかる。
■TK-10 で比較検討
全く同じ試験コンフィグレーションで、preamp用に手持ちの
TK-10をFFTに掛けてみた。
50Hz 100Hzで3倍音成分は少ない素直な特性。
50Hzの時に3次高調波成分150Hzのピークが20dB低い。-66dBと-87dB
%に直すと0.034%と0.0045%
0.01%〜-80dBの前と後は差があるな〜って感じ。
実際にはその差を感じ取れる訳ではないんだけどね。
さらに1kHzでは、2次/3次の高調波は無いと言えるレベルだ。TK-10が素直な特性である事がわかった試験になった。
■ここからは勝手な推測 理由はないので本気にしないこと。
うーん。
ペルケさんのトランスDACのページで紹介されているものを眺めていると、
入力側にセンターがあるものの方が低域の特性が良さそうに思えてきた。
PPとsingleのトランスの関係ようなものか?
製品の対称性に起因するのか?
ペルケさんのトランスDACのページで紹介されているものは、CTがあるのがほとんどで、低域の50Hzが良くない理由はコア容量の飽和となっている。
一つだけCTがないトランス:春日無線KAI-10Kがあった。
200Hz以下で派手に歪んでいる。理由は2次高調波ではなくて3次高調波なんで
ここでの計測と同じ傾向。
ぺルケさんのHPには、「3次高調波は腰抜けになることはない。まぁ許せる範囲」と
書いてある。ので、これを使用して子ども用にDACを製作する予定だ。
CTとPPとsingle…の仮説は………………
■USB_DAC製作結果はこちら
https://iwharpar.blogspot.com/2019/04/usb-dac-2.html
理由は不明だが、やはり 50Hz 100Hz は良くない。3次高調波成分が突出してる。
1KHzになると、2次/3次の高調波は低くなるようだ。でも、2次と3次の高調波が存在しているのはわかる。
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■TK-10 で比較検討
全く同じ試験コンフィグレーションで、preamp用に手持ちの
TK-10をFFTに掛けてみた。
50Hz 100Hzで3倍音成分は少ない素直な特性。
50Hzの時に3次高調波成分150Hzのピークが20dB低い。-66dBと-87dB
%に直すと0.034%と0.0045%
0.01%〜-80dBの前と後は差があるな〜って感じ。
実際にはその差を感じ取れる訳ではないんだけどね。
さらに1kHzでは、2次/3次の高調波は無いと言えるレベルだ。TK-10が素直な特性である事がわかった試験になった。
Vin=600mV@50Hz |
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■ここからは勝手な推測 理由はないので本気にしないこと。
うーん。
ペルケさんのトランスDACのページで紹介されているものを眺めていると、
入力側にセンターがあるものの方が低域の特性が良さそうに思えてきた。
PPとsingleのトランスの関係ようなものか?
製品の対称性に起因するのか?
ペルケさんのトランスDACのページで紹介されているものは、CTがあるのがほとんどで、低域の50Hzが良くない理由はコア容量の飽和となっている。
一つだけCTがないトランス:春日無線KAI-10Kがあった。
200Hz以下で派手に歪んでいる。理由は2次高調波ではなくて3次高調波なんで
ここでの計測と同じ傾向。
ぺルケさんのHPには、「3次高調波は腰抜けになることはない。まぁ許せる範囲」と
書いてある。ので、これを使用して子ども用にDACを製作する予定だ。
CTとPPとsingle…の仮説は………………
■USB_DAC製作結果はこちら
https://iwharpar.blogspot.com/2019/04/usb-dac-2.html
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