失敗後に修理した状態 φ12.5X20hのコンデンサは前より少しだけ大きい。 ラグ上に左右のCRフィルター1組 右側に立っている抵抗は68kのプレートの負荷抵抗 黒線は接地線。赤線はプレート電圧線。 |
TU-870に続き、TU-875のチャンネルセパレーション向上に取りかかった。
P-G帰還のプリアンプはぺるけさんの作品とほぼ同じ。こちらが参考になる。ここには、12AU7のP-G帰還はセパレーションがそれほど良好ではない記述もある。
計画図は以下の図。TU-875のチャンネルセパレーションが悪いという指摘はnetで見かける。簡単で効果が得られそうなんだけど、やっている人はあまりいない……。
Channel Separation 向上 |
仕組みは、オリジナルはPreAmp部のプレートにかかる電源は左右の共通コンデンサ1個。なので音声電流の帰り道も共通。なんだけど、左右に振り分け後に抵抗とコンデンサによるCRフィルター1段を付けると、音声電流の帰り道が取り付けたコンデンサ経由で、左右が別になる。と言うsimpleな物。
1時間程度で終わる改修。
抵抗R01は270Ω
コンデンサC02は22uF
リップルは30%程度低下する?程度のフィルタ。でも、左右に振り分けると多分低域のチャンネルセパレーションが向上するハズ。
実装は少し汚いですが、こんな様子。
初期状態 コンデンサが小さい。😅 |
現在、TU-875 TU-870の連結で試聴中。
やらかした!
コンデンサの耐圧確認不足で、白煙を吹いてしまった。
35V/220uFと350V/22uFを間違えた!
ちょっと、コンデンサが小さいなぁとは思っていたけど。
間抜けな話。
試聴開始から数時間経過後にTU-875が何故かリセットするようになったので変だと思ったけど、白煙が上がるまで放置していた。
危うく火事になる所だった。
2020/07/23
爆発した(笑)コンデンサを取り外し、400V/22μFを装着して再度試聴開始。
前回、煙が上がったのは数時間連続で試聴していた後だったので1日の連続試聴を予定。
なお、白煙はコンデンサの内容物がミスト状に噴出して嫌な臭いが発生したもの。電解液はアルカリ性と思うのでボードをアルコールで洗浄した。ボードが焦げる等の被害はない。まだ、火を吹く様なものではなかった。初期消火が出来て良かった感じです。