2020年7月21日火曜日

改造 エレキット(ELEKIT)の TU-875 セパレーション向上

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失敗後に修理した状態
φ12.5X20hのコンデンサは前より少しだけ大きい。
ラグ上に左右のCRフィルター1組
右側に立っている抵抗は68kのプレートの負荷抵抗
黒線は接地線。赤線はプレート電圧線。


TU-870に続き、TU-875のチャンネルセパレーション向上に取りかかった。
 P-G帰還のプリアンプはぺるけさんの作品とほぼ同じ。こちらが参考になる。ここには、12AU7のP-G帰還はセパレーションがそれほど良好ではない記述もある。

 計画図は以下の図。TU-875のチャンネルセパレーションが悪いという指摘はnetで見かける。簡単で効果が得られそうなんだけど、やっている人はあまりいない……。


Channel Separation 向上


 仕組みは、オリジナルはPreAmp部のプレートにかかる電源は左右の共通コンデンサ1個なんだけど、左右に振り分け後に抵抗とコンデンサによるCRフィルター1段を付けると言うsimpleな物。
1時間程度で終わる改修。
 抵抗R01は270Ω
 コンデンサC02は22uF

 リップルは30%程度低下する?程度のフィルタ。でも、左右に振り分けると多分低域のチャンネルセパレーションが向上するハズ。
実装は少し汚いですが、こんな様子。
初期状態
コンデンサが小さい。😅


現在、TU-875 TU-870の連結で試聴中。

やらかした!
コンデンサの耐圧確認不足で、白煙を吹いてしまった。
35V/220uFと350V/22uFを間違えた!
ちょっと、コンデンサが小さいなぁとは思っていたけど。
間抜けな話。
試聴開始から数時間経過後にTU-875が何故かリセットするようになったので変だと思ったけど、白煙が上がるまで放置していた。 
危うく火事になる所だった。


2020/07/23
 爆発した(笑)コンデンサを取り外し、400V/22μFを装着して再度試聴開始。
 前回、煙が上がったのは数時間連続で試聴していた後だったので1日の連続試聴を予定。
 なお、白煙はコンデンサの内容物がミスト状に噴出して嫌な臭いが発生したもの。電解液はアルカリ性と思うのでボードをアルコールで洗浄した。ボードが焦げる等の被害はない。まだ、火を吹く様なものではなかった。初期消火が出来て良かった感じです。




2020年7月18日土曜日

改造 エレキット(ELEKIT)のTU-870 ぺるけさんのSingle Amp. Projectの習作

改造したTU-870

エレキット(ELEKIT)のTU-870を改造してみた。
TU-870の改造は、
 超三結にする人、
 性能のよい部品に取り換える人(ELEKITのoption)、
 私のように三結にする人(ぺるけさんのHP)、
の3種類に分かれるが、それぞれ人気があるようだ。

以下の5点を改造。コンデンサを沢山搭載した。
結果、左右のチャンネルセパレーションが向上した様な気がする。
聴き疲れのない心地良い感じになった。
(共に、イメージのみで根拠のない感想。)

①出力段を三極管接続化
②出力信号ループの最短化
③電源リップルフィルター
④電源左右振分け
⑤その他
 フロントパネルの6角穴付きボルトを黒からステンレスへ色目を変えた
 青色LED装備

■変更の過程
三極管接続化はボードに手を入れる変更もあり、手間が掛かった上に失敗もした。
変更の内容は、ぺるけさんの以下のHP参照。


①②出力管周りの改造
 ボードの改修部分のわかりやすい詳細な情報は以下のHPにある。


作業は以下の3点の変更
  出力管を三極管接続へ変更
  出力信号ループの最短化のため、250V/100μFのコンデンサを装備
  grid入力のLowPassFilterとして機能していた150pFのコンデンサを取外し
  (出力段の定電流化はやめた)

 最初、三極管接続のため第二グリッドに電圧を懸けている7ピンの配線を2箇所のみをカットした。結果は、右chだけ音が鳴らない状況になった。
 慌ててネットで調べると、他の人もやっていて笑った。
 ボード上では、左chの7ピンを経由して左右chの電圧管にプレート電圧を供給している様だ。左chの7ピンの直前でボードの配線をカットしたので、左chのみ電圧管に電力を供給するがその先の右chの電圧管には供給されず。以下の2点で解決した。
  ボード上の配線カット1箇所追加(左の7ピンへの短絡阻止)
  ジャンパー線追加(右の電圧管へ電力供給)

 三極管接続へ変更した結果、出力が小さくなった。そのおかげと言っては何だが、音量は微調整がしやすく快適になった。

③④電源系の改造
 MOSFET(2SK2841)を使用したリップルフィルターを搭載して雑音低減。
 (33kΩの抵抗と100uFのコンデンサによるLow Pass Filter)

 また、出力段のみ左右に電源系を振り分けたのでコンデンサが沢山になった。
  (リップルフィルター直後に22uFのコンデンサを付けた後段に
 左右振り分け用の47Ωの抵抗と47uFのコンデンサによるLow Pass Filter × 2式)
多分、低音域の左右のセパレーションは向上したのではないかと思う。今度、計測してみよう。
 なお、MOSFET下のコンデンサ100uFに電荷が溜まるのに時間がかかるので、スイッチオン後に音が鳴るまでに時間が掛り、逆にスイッチオフ後もしばらくは鳴っている。

更新後の回路図(2020.08.03)
100番台の数値のパーツを新規追加。
既存のパーツはOriginal回路図番号のまま
改造前のはらわた
電源トランス(Rコア 170V/120mA, 6.3V/2A)
ボード裏面の改修結果
右chの出力段のカソードにあったヒーターバイアスもカットした。
改造後のはらわた
150pFが残っている。
電源部の様子 コンデンサを6個追加。
ボード上に載って居る47uFの存在を忘れてた。
5個で良かった。

後日、増えすぎるアンプを処分した。(2020/11頃)
嫁ぎ先の方から以下のコメントをいただいた。
嬉しかった。

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先ほど動作確認を済ませて全く問題ありませんでした。
それにしても素晴らしい音です。予想を遥かに上回っています。
三極管接続は大人しい音と思い込んでいましたが、躍動感が凄いです。
カソードパスコンの電源端をB電源側に接続した回路は初めてですが、 音質上特に問題ないようです。球をいたわるには、この方が良いですね。
B電源も安定化されていますので、とてもローノイズです。
素晴らしいアンプを譲って頂き、大変感謝しております。
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2020年7月4日土曜日

製作 Bluetooth Receiver Version0? and Version1

Bluetooth Receiver Version0? と Version1を作成した。
箱は 川上屋の栗きんとん と GUCCI の財布 の空箱を使用。

上:Version0
下:Version1

Version0はAmazonでは販売が終了しているもの。
出力は抵抗/コンデンサ 10kΩ/0.47uFを追加して1V。以下のHPも参照。
ぺるけさんのLPFなし。アンテナなし。
とりあえず音がでるようにしたもの。

Version0

Version1はAmazonでは販売しているもの。
出力は2Vrmsでこちらは、ぺるけさんのLPFを取り付け。

Version1