仕事で使用している計測用のPC(Dell Optiplex 3020 SFF) がHDD仕様で、HDDアクセスが頻繁に発生して、起動には10分程度かかる。 あり得ないこと。
日本語inputしようとするだけで、10秒程度のタイムラグが発生する。 これもありえない。
CPUはi5-4570?で500GBのHDD HDDが遅いと言っても絶対に変だ。
比較として、子供のお下がりで現在自分で使用しているLenovoのidea-Pad Yoga13 2191 は2012年頃の製品でi5-3317Uなのに、オンボードのmSATA SSDが載っているので、非常に快適だ。
で、使い始めて直ぐにイヤになったので、SSDを入れたくなった。
Dell Optiplex 3020 SFFという小型のPCには2.5インチのSATA SSDを追加収納するスペースがない。代わりにPCIe×16,PCIe×1のスロットが1つずつあるので、そこに刺すNVMeとアダプタを購入してSSD化を考えた。
後で知ったのだが、古いPCでは、BIOSからNVMe/PCIe上に書き込まれたWindows10のBootイメージを認識できなくて、USB上に置いたCloverEFIのBootイメージを立ち上げてから、NVMe/PCIe上のWindows10のBootイメージを読み込むようだ。ここにある図がその関係を良く表していると思う。
■参考にしたHP
(NVMeブート非対応な古いMotherBoardで)
NVMeからブートすることはできるのか?
自分の環境と全く一緒なので、心強く思った。
大いに参考にさせて頂いた。
また、以下のページも同様に参考にさせて頂いた。
古いNVME非対応PCにNVME無理やり搭載高速化
■SSD
Transcend、SanDisk、Western Digital、Crucialの大手ブランドでは専用の無料のOSクローンソフトがあるので、購入する時考慮した。
無くても、Macrium Reflect8というのがある。
今回、Macrium Reflect8の方がサクサク動いたのでこちらを使用した。
今回はCrucial のm.2 NVMe Type 2280を購入
Crucial P1シリーズ 500GB インターフェース: NVMe/PCIe Gen3 x4
フォームファクタ: M.2 Type 2280
速度:読込速度最大1,900 MB/s、書込速度最大950 MB/s
■PCIeアダプタ
PCIe×16が早いだろうという理由で選択。念のためHeatSink付のものにした。
■その他
起動用のUSBメモリ(4GB)....Clover EFI Boot Imageを保存するため
■作業
①HardWare購入とInstall
②SSDのformatはgptにする
③HDDのClone作成(Macrium Reflect8使用)
④USBメモリにClover EFIのISOイメージをインストール(Rufus使用)
⑤BIOSの起動設定をUSBメモリ/UEFIに変更し起動
以上の作業がすんなり行けばNVMe/PCIe 環境に移行できる。
■問題発生
私は、その間に以下の問題が発生して、③~⑤は何度やり直したことか?
クローンが出来ない問題。(元のHDDのエラーのため)
Clover FEIで起動ができない問題(BIOSを何度も設定)
起動Diskが認識できない問題(bcdeditを使用して問題回避)
特に、③のクローン作業が進まなかった。巡回冗長検査(CRC)エラー というのが起きてクローン作業が停止し、全くクローンが出来なかった。今考えると、HDDアクセス常時100%近かったのは、HDDにエラーがあったからと思う。
色々な点で確信がなかったので、別のマシンからCloneを作成して、現在の機器構成で起動できることを確かめてから、Widows10の新規インストールに切り替えた。
その他、bcdeditを使用して、起動ディスクのパーティション情報の書換えを何度も試みた。
■結果
どうにかこうにか1週間ほどかけて移行した。作業時間を考えると、新品のPCを買った方が良かったとも言える。
結果は、上が更新後のNVMe/PCIe のもの。
自己満足に過ぎないが、スペック上、SEQ/Read/Writeが500MB/s越えなのでSSD/SATAより早い。SSD/SATAに比較して特筆する点はそこになる。実際の起動や体感速度はSSD/SATAと同程度なので、SEQ/Read/Writeの数値で満足するしかない。(笑)
OPTIPLEX3020 NVMe/PCIeに更新後 |
OPTIPLEX3020 HDD |
参考 SSD/mSATA (IDEA PAD) |
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