2019年11月16日土曜日

イヤフォンの リケーブル 成功と失敗


平衡伝送アンプ計画の一環として、イヤフォンをリケーブルして2.5mm4極プラグで聴ける仕様に変更してみた。
🎧のリケーブル

古くて端子の接触の良くないSonyのイヤフォンがあるのでそれを改造してみる。
良くわからないので、webページを先生に、Amazonで必要そうな以下の機材を購入。

 ① 2.5mm4極プラグ<ーー>mmcxオスコネクタ付きケーブル  2000円
 ②mmcx メスコネクタ  細目のケーブル用 の5個分 820円
 ③mmcxメスコネクタ  太目のケーブル用  左右1組 980円
その他に 熱収縮チューブを用意した。
結果的には③は使用していない。

対象としたイヤフォンの線を適当に切断。
 左は青のエナメル線と裸銅線
 右は赤のエナメル線と裸銅線
なるほど、そうかという分かりやすい仕様になっていた。
切断時のケーブルの様子
Closeup

mmcxプラグは小さくて作業がしづらい。
今回の発見は、このSonyのイヤフォンがエナメル線を使用していたこと。webで参照したページでは1芯のシールド線だった。このイヤフォンはMD Walkmanの付属品で廉価なイヤフォンなんで、エナメル線なんだと思う。エナメル線はハンダの熱で被覆が剥がれて導通するので、被覆を剥がす作業がないので。非常に扱いやすい。が 何せ線が細いので気をつけて作業した。

 今回使用したmmcxプラグの細い線用のものは小さくてはんだつけが難しい。朝の部屋でないとプラグの中身が見えていなかった。夜に電灯の下では良く見えなかったので、手の感触で入ったことを想像して ハンダを付けしたので 直後の抵抗値計測による確認は欠かせない。
 適当に2カ所ずつハンダつけしたのちにスリーブを閉じて、mmcxプラグ本体とスリーブを熱収縮チューブで覆い隠した。
 線の仕様がわからなかったので切断前は色々心配したが、今回は、想像したより簡単に出来た。

■プラグの接続仕様色々   3.5mm 4極は要注意です。
【2.5mm 4極バランスプラグ
4極プラグの仕様が色々あって、購入したプラグは、
2.5mm 4極バランスプラグで (Astell&Kern/A&ultima )準拠らしい。 Tip Ring Ring Sleeveの順に
 R(-)R(+) L(+) L(-)

【3.5mm 4極バランスプラグは、 2種類ある
 (HiFiMAN準拠)
OPPO Digital社製PM-3およびHA-2

が、しかし、
(SONYのヘッドホンMDR-1Aのヘッドホン側の3.5Φバランス接続プラグ)
こちらには、MDR-1Aのヘッドホン側の3.5Φバランス接続プラグはL(+) R(+) R(-) L(-) とある。

似た様なレビュー結果もある。

よって、売られている3.5mm 4極バランスプラグは (HiFiMAN準拠) L(+) R(+) L(-) R(-) 
ただし、SONYのヘッドホンMDR-1Aのヘッドホン側 L(+) R(+) R(-) L(-) 

【4.4mm5極のピンアサインは先端から
   L(+) L(-) R(+) R(-)  GND

■その他3.5mm 4極プラグの仕様
 amazonから引用する
   CTIA-OMTP


■ジャックの接続仕様
 秋月で購入した2.5mm 4極ジャックは以下の様。
 図は秋月のHPから借用  

プラグ名称

Tip

Ring

Ring

Sleeve

機能割付

R(-)

R(+)

L(+)

L(-)

ジャック名称

contact A

contact B

contact C

contact D

ジャック図面

図面③

図面④

図面⑤

図面⑥

    
マル信無線製パネル取付用4極ジャックMJ-068H

■調子に乗って
 新品のpioneer SE-CH5を 同様にリケーブルしようと切断した。
 こちらが本命で、古いイヤフォンは練習だった。

 リケーブルしても音が出ない。
 何故か イヤフォン側の抵抗が無限大で、導通が無い。
 左右ともに無限大? 不思議? 全く理解できない。失敗の理由がわからない。
 先程まで音が出ていたものなのに。

 解決策が見つかっていない。

 理由は不明ですが、途中にボリューム調整のスイッチがあるものは上手く行かない気がしてきた。



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