2019年6月4日火曜日

構想 トランス式 USB DAC+Bluetoothレシーバー (ぺるけさんの 「トランス式USB DAC」のmodify)

構想(妄想)のみ先行して、手先を働かせていないので
ものはありません。 妄想のみです。

①BT、USB のボード                   
ペルケさんのHP(BT Version3をベースラインコンフィグレーションとしています。)同じBT、USBのボードを使用します。BlueToothのボードは、Version1で2.3V程度の出力が出ていて、AKI.DACの方は0.6V程度の出力です。

BTのVersion3と同じように、BlueToothのボードはOPアンプの帰還抵抗値を変更して利得を下げ、0.6V程度の出力にしてAKI.DACの出力レベルに合わせる。
これを、RLCフィルタ+②のトランスで昇圧してトランス式USBDAC程度(2.2V程度)の出力にする。
   BTのTYPE2のハイパスフィルタを形成している1μFのコンデンサと47kΩの抵抗//後段が10kΩ程度で受けるのなら、極は16Hzになってしまうようです。  更に、600Ωのトランス//600Ω程度の抵抗で受けたら、なんと低域の極が530Hzになってしまうようです。
470μF以上のコンデンサに付け替える必要があるとなんでも相談に記載がありました。

BTとUSBDACはセレクタで選ぶ。
電力は、12Vアダプタで12Vのみ供給。
USBDACの電力はUSB側から供給。

と、僕の考えられる小改修レベルのものを構想している。
以下の図に示す。

■構想案           

■HPFの極(Blue Tooth Board と USB Board)
大川電子のHPを利用して計算。
http://sim.okawa-denshi.jp/CRlowkeisan.htm
■計算結果1
C= 1uF
R= 300Ω  (=600Ω//600Ω)

p = -530.51647697298[Hz]
|p|= 530.51647697298[Hz]
■計算結果2
C= 470uF
R= 300Ω  (=600Ω//600Ω)

p = -1.1287584616446[Hz]
|p|= 1.1287584616446[Hz]

■Blue Tooth Boardの変更
BlueTooth Version3に 今回の変更点を水色で加筆した。
■AKI.DAC Boardの変更
AKI.DACに 今回の変更点を水色で加筆した。
■Low Pass Filterの変更 
RLCローパスフィルタ部に 今回の変更点を水色で加筆した。
  1次側の560Ωは実物で要調整です。計算だと高音域でダンプします。1kΩ~1.2kΩ程度が計算上望ましい値です。

  1次側の抵抗=560Ω//600Ω=290Ω, fc = 30.6kHz, ζ=0.90
  1次側の抵抗=1kΩ//600Ω=375Ω, fc = 30.6kHz, ζ=0.69
  1次側の抵抗=1.2kΩ//600Ω=400Ω, fc = 30.6kHz, ζ=0.65

大川電子のHPを参考にして計算した。
 http://sim.okawa-denshi.jp/RLClowkeisan.htm

②使用するトランス候補    
タムラのTK-20クラスのトランスを安く手に入れたいのですが、安く入手は結構難関です。
妥協案として、1次2次を逆にして使えそうなものを物色していました。
先日、TK-171というものを手に入れました。
1次:10kΩ 2次:600Ωです。(1次CTなし。2次CTあり)
これを1次 2次 逆にして、約4倍の増幅率のトランスとして使用します。


③TK-171の単体特性計測_____
 たぶん大丈夫と頭では思っていますが、思い違いがないか計測をしてみた。
 単純なトランスの単体特性を取得。
 (後日読んでいて追記。計測時に2次側に10kΩ程度の負荷抵抗を抱かせたか記憶がありません。OPENの結果だと思われます。試験コンフィグレーションは記載していないので、参考にされた方に迷惑をお掛けした様です。不適切なデータなので参考程度に眺めてください。)

 2次側に電圧を入力して、1次側を出力にして、周波数特性を計測。 結果は、 0.7V入力なら飽和しないが、1Vを入力すると、30Hz以下の周波数の低い所では変になっている上に、全体的に飽和して出力倍率が4倍にならない。 (トランスが1Vで飽和ということは600Ωで受けているので、1.6mW=2dBmが最大使用レベルになる。なんとなくTK-20の最大使用レベルのカタログ値10dBmと1桁違うが正しいだろうか?) 高周波領域:全ての入力に於いて、80kHz付近にピークがある。0.1V入力でピークが特に目立つ。 80kHzの高周波のピーク部分はLCRフィルタに頑張ってもらうことにする。 出力は10kHz付近からじわじわと上昇傾向にある。 低周波領域:0.7V以下入力の場合、5Hz以上で期待通りの出力となる。 以上の結果から、たぶん0.6V入力なら良い特性(緑色と青紫の間)と判断した。



黄:0.1V入力
青紫:0.5V入力
緑:0.7V入力
赤:1.0V入力

電圧を入出力比による対数表示をやめて素の電圧表示にすると、80kHzのピークは目立つ。
0.1V入力の場合、周波数分解能が足らずに80kHzの共振点を捕らえられていない可能性もある。
また、10Hz以下は0.5V以上では入力によらず一定なので、飽和していると考えられる。電圧の表示の方が理解しやすい部分がある。
出力電圧で表示
赤:1.0V入力
緑:0.7V入力
青紫:0.5V入力
黄:0.1V入力

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