2010年8月4日水曜日

南アフリカ ワールドカップ 総集編

 ついに、やった。スペイン。優勝。おめでとう。僕は最初から信じてたよ。
でも、君たちのことに失望した瞬間があった。初戦のスイス戦の時だよ。期間中ずーっと君たちを信じてなくてごめんよ。
 僕のなかで今回のワールドカップのMVPはカシージャス。なぜフォルランなの。 選考委員の目は節穴なの? なぜかって?ロッベンのシュートに逆を盗られながら、なんと右足一本で止めたのはきみじゃないか。パラグアイ戦のPKを止めたのは誰。試合後のインタビューでは、カシージャスはキャプテンとして彼女の鋭い突っ込みに全く動じず、スペインの全選手を称えたじゃない。僕だったら彼女のこと、人間不信に陥るぜ。よく耐えて、回答したのは、そうキミ。不動のキャプテンを称えたい。
 ビジャは、得点王としてがんばった。でも、いつの得点だったか忘れたが、得点後のキミの表情は尋常ではなかった。まさか、ドラッグやっていないよね?
 フェルナンド、いつになったら怪我と決別するのだい。彼女はいないのか? サッカーに十二分に浸れる環境を整えるて試合に臨むべきだ。今シーズンのリバプールでは、プロとしての行動を期待する。
 イニエスタ、あの時と同じさ。チャンピョンズリーグ準決勝、チェルシー戦。すばらしいゴールだったよ。でも、最後までシュートを打たないのは....、なぜ。
 セスク、フル出場ができなかった今回。キミの残念さは、僕には推し量ることができない。
 シャビ、よくやった。
 みんな、よくやった。シルバをもう少し、使ってやって欲しかった。僕のお気に入りのアルバロ・アルベロアの出番がなかったのが寂しい。ピケ、血をながしながらもゴールを死守しようとした気持ち、伝わったよ。
ゲームの展開では、スペインの時間となるときの人の間隔の狭さはすごい。逆に、十分なスペースを与えてしまったオランダ戦の状況の変化は、僕は理解できていない。君たちのフォーメーションの変化は、何故発生するの? 常に変化するのは何故だろうか? オランダとスペインのスペースに対する駆け引きはどうやって生じたのか、僕には分からない。相手が自分たちの意思を持ってピッチにいる状況で、自分たちの意図した戦術に持ち込むには、自分たちの戦い易い状況を作り出すには、どうすればよいのか? 
 また、局所での戦いにおいて、激しいプレッシャを掛けてスペインを封じ込めようとした気迫はTVからも十分伝わったし、上手いオランダがこういう個人個人の戦いを仕掛けてくるとは想像していなかった。「美しく勝つ」を捨て、「何が何でも勝つ」オランダの魂は賞賛されるべきもの。
以上のように決勝は、実に、興味深い試合展開を見せてくれた。大きなプレッシャーの中で、常に自分たちのスタイルで、勝利を収めたスペインに感謝したい。

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