2011年11月19日土曜日

1号機の音出しに成功

ついに、1号機が出来た。
電源を入れる瞬間は緊張する。
どこかで火花が散るような不安。
パチッと家中の電源が落ちるような予感。

まずは、真空管なしで、B電圧のチェック。
280Vを想定していたが、313Vも出ている。負荷がないと、なんと お気楽に電圧を出してくれる。
「220V×1.4倍=308V.だから、うんそんなもんか。」と妙に納得。
電圧が高すぎて、真空管が逝かれないか心配。

真空管4本を挿して、本番を迎える。
無事、点灯。
B電圧のチェック。やっぱり313V。
なぜ?

出力管に電流が流れていない。そうだ。各部の電圧を測定しなきゃ。
B電圧のみ架かっていて、その他の部分には適正な電圧が架かっていない。
電圧管のバイアス抵抗を0にすると、全体に電流が流れないようだ。
可変抵抗を恐る恐る上げる。
出力管のバイアス電圧80Vまで抵抗を上げる。約1kΩで目論んだバイアス
になるようだ。
でも電圧管のプレート電圧が35Vと低い。
B電圧も293Vと結構高い。
でも、音は出た。
まあまあの感じ。
ノイズも感じられないほど低い。ないと言っていい。


色々考えた挙げ句。以下の2点を変更することにした。
トランスの電圧の変更。220V→180Vへ。
出力管のバイアス抵抗を1kΩ+1.2kΩ→620Ω+1.2kΩ。

以上で、出力管の適正なバイアスが得られ、電圧管のプレート電圧を50Vぐらいに
変更が可能ではないかと思う。

あまり、考えず、作例を見て同じ抵抗値や電圧値を想定したが、
10EM7の特性から、出力管側のプレート電圧を抑えて、
 プレート電圧+240V
 グリッド電圧+50V
 カソード電圧+75V

 バイアス値を-25V
 プレート電流を40mA
消費電力を6.6W程度で運用しよう。

6SJ7は、

 プレート電圧+50V
 グリッド電圧+0V
 カソード電圧+1V

 プレート電流を1mA


さしあたり、電力トランスの180Vにダイオードをつなぎ直し。
近々、620Ωの抵抗を買って再調整しようと思う。

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