2021年8月4日水曜日

再変更 バランスド ヘッドフォン アンプ

バランスド ヘッドフォンを 机の上に放置して久しい。

何故か音が出ない。一旦出たけど次はダメみたいな。
小さなコネクタでボード間を接続すると接触不良が起こりやすい。
小さなコネクタをカシメる適切な小さな工具がないのも原因の一つと思っている。
それにしても失敗が増えると気力が続かない。

それはさて置き、今日の本題は、
不平衡→平衡変換を ICで代用しようと思い始めた。
DRV134(TI製)で簡単に済ませて、結合する案である。
樫木総業に部品を依頼中。
来週にも届くので、夏休みの宿題としよう。

原案は共立エレショップのこれ。
ICの中身はわからないけど簡単。Analog DevicesのSSM2142というのもあるらしい。そのほか、THAT1646というのも同じ機能ということだ。

DRV134で受けて、トランス・バッファ化する案はネット上にもある。
簡単に作られているように見えて、うらやましい。


トランス・バッファは間違えではないように見える。
DRV134の仕様書によると、
 ゲインは6dB(1Vで±1Vになるから2倍なのか、1Vが±2Vになるか不明?)
後でに書いたが、どちらにしてもトランス側で飽和してしまうので最大出力は出ない。
楽観的に1Vが±2Vになる方を取る。(1.1V出力のマイUSBDACを入力としよう)
1Vで入力するがDRVの出力は±2Vrmsで

トランス入口600Ω:出口150Ωインピーダンス
受け手側に32Ωのヘッドフォンがあるとすると、
120Ω相当がトランス入力インピーダンスとなる筈? 
(トランス入口120Ω:出口32Ω)

120Ω相当に ±2Vrmsの電圧を供給すると、33mAが流れる?
 W=VI=4Vrms×33mA=132mW=21dBm=多分定格オーバー
120Ω相当に ±1Vrmsの電圧を供給すると、17mAが流れる?
 W=VI=2Vrms×17mA=34mW=15dBm=こちらも多分定格オーバー
10dBm=10mW程度でないとね。となると、±0.5Vrmsってことかな

出力側は±0.25Vrms 8mW程度になる。(最大出力)
そもそも、DRVの出力インピーダンスが50Ωなので、
DRVが120Ωの受け手に対して最大出力を出すのは厳しいだろう。
OPAMP(DRVも含めて)は600Ω程度で受けることが前提のような。
(DRV134の仕様書の各種の出力の図は600Ω)